梶谷 先制2ラン&適時三塁打に「筒香の分も頑張りたい、その思いだけ」

[ 2014年8月16日 21:22 ]

<D・神>1回1死一塁、梶谷が右中間に10号先制2ランを放つ

セ・リーグ DeNA8―2阪神

(8月16日 横浜)
 DeNA・梶谷が初回の豪快な10号先制2ランと3回の適時三塁打で勝利を導いた。

 13日の中日戦(ナゴヤD)の初回守備で、同僚の筒香と激突、梶谷自身は大きなけがはなかったが、筒香が脳振とうと頸椎(けいつい)振とうで離脱を余儀なくされた。その試合では7回に代打を出され14、15日の2試合ではわずか1安打、凡打は全て空振り三振を喫していた。

 この日の第1打席では阪神先発・秋山から3球目をフルスイングすると、打球は右翼席に吸い込まれた。13日の激突の後には中畑監督から気遣われていたが、その後の不振を払しょくする7月11日以来の本塁打となった。

 さらに1点を返された3回にも1死二塁から左越え適時三塁打を放ち、流れを渡さなかった。お立ち台に立った梶谷は「思い切っていった。筒香の分も頑張りたい、その思いだけです」と語ると、スタンドからは大きな拍手がわき起こった。

 チームはこれで4カード連続勝ち越しに王手を懸けた。お盆期間中で満員のスタンドに「あしたも勝ちまーす!」と宣言した梶谷、激突ショックを振り払って思い切ったプレーが見られそうだ。

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