捕手・谷繁「微妙です」 打率・167で球宴選出

[ 2014年7月4日 05:30 ]

監督推薦で球宴に選出されポーズを決める(左から)福谷、谷繁、大島

マツダオールスターゲーム2014監督推薦発表

 最多選出回数は中日・谷繁元信捕手(43)の12度目で、監督兼任選手が選ばれるのは06年の古田敦也(ヤクルト)以来8年ぶりとなった。

 まさにサプライズ選出だった。中日の谷繁兼任監督は神妙な表情で心境を口にした。「微妙です。正直、今の成績で出られる感覚は全くなかった。選ばれた意味をしっかり理解しながらやりたい」

 44歳シーズンでプレーイングマネジャーとなった今季は44試合の出場で打率・167、0本塁打、9打点。選手としての「結果」は出ていないが、全セの指揮を執る巨人・原監督は「セ・リーグを代表するキャッチャーとして加わってもらった。全体のキャリアで推薦した」と説明した。

 今回のメンバーの中で最多となる12度目の出場。「去年が最後かと思った」と言いながらも、「“捕手・谷繁”として選んでもらったので、出るからには自分でできる全力のプレーをする」と活躍を誓った。

 通常は前年度の優勝チームの監督が指揮を執り、2、3位チームの指揮官がコーチを務める。今年は谷繁監督を含め、セ・リーグのベンチには巨人・原、阪神・和田、広島・野村と4人の監督が座ることになり「今までにないでしょ。やるからには勝ちたい」と参謀役としても全セを支える。

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2014年7月4日のニュース