星野監督 球宴で“男気”復帰へ 完治半ばもドタバタ決断

[ 2014年7月4日 05:30 ]

球宴の指揮を執ることになった星野監督

 パ・リーグは3日、胸椎黄色じん帯骨化症などの手術を受けて休養中の楽天・星野仙一監督(67)が出場を辞退する予定だった「マツダオールスターゲーム2014」の指揮を執ることになったと発表した。楽天は、同監督が球宴で現場復帰を果たせば、引き続き21日に再開するリーグ戦後半からチームの指揮を執る見通しも示した。

 結果は元サヤ。ただ、星野監督にとっては、急転の現場復帰となった。パ・リーグの村山良雄理事長(オリックス球団常務)は「体調は万全とはいかないが、星野さんで話がまとまった。パ・リーグの総意として再三お願いして一番いい形になった。これで全パとしてファンに恥ずかしくない試合をできると思っている」と説明した。

 パは6月30日に休養中の星野監督に代わり、楽天・佐藤義則監督代行(59)がパ・リーグの監督を務めると発表した。しかし、2日に楽天の監督代行が大久保博元2軍監督(47)に交代したため、白紙に戻して再調整。村山理事長が楽天に星野監督の出場を打診して了承を得た。楽天・立花陽三球団社長は「星野監督が日本野球機構(NPB)からの強い要望を意気に感じた。野球界で長い方なので」とコメントした。

 関係者によると、星野監督は「(球宴は)一大イベントだし、ファンも(自らの復帰を望むなら)それに向けて頑張る」と話しているという。6月下旬からリハビリの「主戦場」を仙台市内に移し、現在はつえを突きながら歩行訓練をしている。完治までは道半ば。それでも最終的に球宴の監督を引き受けなければならなかった背景には、楽天内の人事をめぐるドタバタがある。佐藤前監督代行をわずか23試合で見切りをつけ、球宴の監督をめぐってNPBに多大な迷惑をかけた。ファンの信用も失墜。星野監督としては「男気」で引き受けることで、事態を収拾するしかなかった側面は否定できない。

 5月26日のヤクルト戦(神宮)から休養に入った指揮官にとっては、約2カ月ぶりのユニホーム姿。楽天では、立花社長が「球宴に出て、また休むということを監督は考えないと思う」と発言。安部井寛チーム統括本部長も「もし球宴に体調が万全で戻ってくれば、後半戦も指揮を執る流れにはなると思う」とし、21日の後半戦からチームの監督に復帰する青写真も描く。

 一方で、チームへの復帰時期に関しては医師と本人の判断に委ねられているとも強調し、体調の回復具合によっては予断を許さない状況に変わりがないことも示唆。安部井本部長は「(オールスターに)行けなくなる可能性をNPBには伝えている」とした。

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