ジーター公認「マークン」!初の投内連係で主将連呼

[ 2014年2月25日 05:30 ]

ジーター(奥)と守備練習をするヤンキース・田中

 「マー君」から「マークン」へ。ヤンキースの田中将大投手(25)が23日(日本時間24日)、今キャンプ初めて内野手と守備連係の練習に臨んだ。連係プレー中には、今季限りでの現役引退を表明している遊撃のデレク・ジーター内野手(39)から「マークン!」と連呼され、日米のスーパースターの息もぴったり。主将から日本時代の愛称で呼ばれたことで、「マークン」の呼び名はチーム内でも急速に浸透しそうだ。

 「Mar―kun、Mar―kun!」。ひときわ高い主将の声がグラウンドに響いた。バッテリーキャンプとしては9日目で初めて行う投内連係。ゴロを捕球した田中が素早い動きで三塁へストライク送球を決めると称賛するかのようにジーターから「マークン!」と連呼された。「スーパースター」と見上げる遊撃手から日本時代の愛称で呼ばれ、田中は少しはにかんだ表情を浮かべた。

 「聞こえましたよ。やっぱり見ていて送球する動作とかしぐさは(他の遊撃手とは)違うなって思いましたね」

 走者一塁を想定したプレーでは、ゴロを捕った田中が二塁ベースカバーに入ったジーターに送球。11~13年に3年連続ゴールデングラブ賞を獲得した田中と5度のゴールドグラブ賞を誇るジーターはスムーズな連係で、メジャー初の「併殺」を完成させた。今季限りで引退するジーターとともに過ごせる時間は限られている。自分の順番を終えても、ジーターの動きを敬意を込めた視線で見つめ続けた田中。同時に、主将のラストシーズンを世界一で、との思いを新たにした。

 2人は13日にクラブハウスで初対面。「いいやつそうだな」と第一印象から受け入れたジーターは、初めて一緒の練習でいきなり愛称で呼んでみせた。臨時コーチとして参加している同い年の松井秀喜氏とも親交が深く、親日家でもある主将らしい配慮。田中も「偉大な選手と1年だけでも一緒にやれるのはありがたい」と話していただけに、「M ar―kun」の一言はうれしかった。

 一方で、田中自身は首脳陣と英語でのやりとりを深めている。ブルペンでラリー・ロスチャイルド投手コーチから「Don’t try too hard(力むな)」、「Stay on top of the ball(球が高めに浮かないように)」などいくつかのアドバイスを伝えられ理解している。同コーチは「今、覚えておけば、試合中に私が何を言っているか分かるから」と話した。

 田中のオープン戦初登板は現時点で3月3日(日本時間同4日)のナショナルズ戦が濃厚。「しばらく試合に出ていないから楽しみ」と言うジーターは27日(同28日)からオープン戦出場予定で、田中の初陣でも遊撃を守る可能性は極めて高い。打たせても、後ろにはジーターがいる。激励、時には叱咤(しった)の気持ちを込め、「Mar―kun」と呼んでくれる主将がいる。

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