開幕4番ピンチ!ゴメス、右膝裏が…初実戦は3・7以降に

[ 2014年2月25日 05:30 ]

練習を早退したゴメス

 開幕4番に黄信号がともった。足の張りを訴え前日23日の中日戦を欠場した阪神の新助っ人、マウロ・ゴメス内野手(29)は24日、宜野座キャンプでウエートトレのみで切り上げるなど楽観視できない状況であることが明らかになった。25日の練習試合・韓国LG戦(宜野座)出場も見送られ、初実戦は3月7日ロッテ戦(甲子園)以降にずれ込むことが確実。大幅な調整遅れは必至で、和田構想の根幹を揺るがす可能性も出てきた。

 来日初実戦となるはずだった中日戦を足の張りを訴え緊急回避してから一夜明け、この日はウエートトレのみで早々に宿舎に引き揚げたゴメス。開幕4番構想が暗礁に乗り上げ、和田監督の表情も自然と曇った。

 「もう1回下半身の状態を整えて入った方がいいという判断。張りか痛みかは本人の感覚だけど、技術練習に支障がある。(前日も)打撃フォームを見ても軸足に(体重が)乗っていなかったりした」

 一歩後退したと言っていい。中日戦の試合前練習ではフリー打撃、走塁練習もこなしていた。前日の段階で病院での検査に異常は認められなかったが、球団関係者の話を総合すると、右膝裏に強い張りを訴えていることが判明。そのため、この日はフリー打撃などのメニューも見送った。

 宜野座キャンプ中の実戦出場はもちろん、早期の試合出場にも指揮官は否定的な見解を示した。「あと2日(練習を)おさえたとしても、すぐにゲームに出られるわけじゃない。あまり焦らせてもね。早く見たいとは思っているけど、見切り発車して、悪くなるのはよくないから」。3月1~5日にかけて予定されている高知、福岡遠征にも帯同させない方針でキャンプ終了後は、甲子園で残留調整するとみられる。

 順調に回復しても実戦デビューは3月7日のロッテ戦以降。2月10日の来日当初、同20日の紅白戦出場に向けて調整を進めていたことを考えれば約2週間の調整遅れ。仮にロッテ戦から全試合に出場するとしても、練習試合を含め14試合しかない。これでは、3月28日の開幕・巨人戦までに50打席立てればいいところ。実戦感覚を取り戻すことも大事だが、それ以上に日本球界独特の配球に慣れる必要がある。猶予期間があまりに短いのは明らか。何より現状で実戦デビューの見通しが立たないことが最大のマイナス要素と言える。

 一塁を争う新井だけでなく、マートン、鳥谷も4番を経験。「現時点で(他にも4番候補が)いるからと言って、休んでいいというのはない」と和田監督の開幕構想からゴメスが消えることはない。快晴だった一日とは対照的に、ゴメスには“明るい兆し”が見えてこない。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2014年2月25日のニュース