野茂氏は落選…得票わずか6票 米殿堂入り候補から外れる

[ 2014年1月10日 05:30 ]

ドジャース時代の野茂

 2014年の米国野球殿堂入り選手が8日(日本時間9日)に発表され、ドジャースなどで活躍し、日本選手として初めて候補者入りした野茂英雄氏(45)は選出されなかった。得票は投票数の1・1%にあたる6票にとどまり、来年の候補からも外れる。

 野茂氏は大リーグ移籍が一般的でなかった1995年に近鉄から任意引退選手となりドジャース入り。1年目に13勝を挙げ、ナ・リーグ最多の236奪三振で新人王を獲得。大リーグ通算123勝を挙げた。殿堂入りに明確な基準はないが、投手は300勝、打者は3000安打、500本塁打が目安とされる。野茂氏は数字の面では及ばないが、日本選手のパイオニアであることに加え、2度の無安打無得点試合を達成。また、94年のストライキで停滞ムードが漂っていたメジャーで「トルネード旋風」を巻き起こした救世主的な働きも評価され、殿堂入りの候補となっていた。

 今回、野茂氏が選出されなかったことについて、ドジャース時代の監督だったトミー・ラソーダ氏は「野茂はメジャーへ新たな道を切り開いた。偉大な選手であり、人格者でもあった。日本のジャッキー・ロビンソンだ。殿堂入りする資格は十分にあった」と話した。

 野茂氏は日本でも野球殿堂入り候補者(プレーヤー表彰部門)に入っており、殿堂入りは今月17日に発表される。

 ▽米野球殿堂の選考方法 選考の対象となるのは、メジャーで10年以上プレーし、最後にメジャーでプレーしてから5年以上が経過した選手。この条件を満たした選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で候補とするか否かが決められる。候補者は同協会在籍10年以上の記者による投票で75%以上得票すれば殿堂入りとなる。候補者資格は最長15年だが、得票率が5%を下回るとその回限りで候補から外される。同協会による選考は1936年に始まり、第1回はベーブ・ルース、タイ・カッブらが選ばれている。

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