巨人オーナー 王コミッショナー断念 人選長期化避けられず

[ 2013年9月25日 06:00 ]

ソフトバンクの王球団会長

 巨人の白石興二郎球団オーナー(67)が24日、都内で取材に応じ、王貞治氏(73=ソフトバンク球団会長)の次期コミッショナー擁立を事実上断念した。

 白石オーナーは、王氏が最有力候補だったことを認めた上で「王さんを中心に考えたいと思っていたけど、王さんの事情から難しそうだなというのはある」と話した。

 セ・リーグが候補を一本化したのは、統一球問題で加藤良三コミッショナーが辞任を表明した19日のオーナー会議直前。セの会合で「王さんが引き受けてくれればいい」と6球団の意見が一致した。巨人の渡辺恒雄球団会長が「これ以上の人はいない」と発言するなど、王氏を推す声が高まっていた。

 白石オーナーの発言を受け、王氏はソフトバンク―オリックス戦が行われたヤフオクドームで「こちらから、どうのこうのという感じではないしね」と語った。

 今後について白石オーナーは「各球団で意中の人がいたら(議長の)宮内さん(オリックスオーナー)に連絡して、それを絞り込んでどうするか考えていく」と長期戦になる見通しを明かした。

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2013年9月25日のニュース