CS消滅その日に…DeNA・中畑監督が辞任示唆

[ 2013年9月25日 06:00 ]

<神・D>初回2死、先制ソロを放った梶谷(手前)を出迎える中畑監督

セ・リーグ DeNA1-6阪神

(9月24日 甲子園)
 DeNAの中畑清監督(59)が24日、今季限りの辞任を示唆した。阪神戦(甲子園)に敗れ、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅したことを受け「いつかは来ると思っていたけどね。きちっと責任を取らなきゃいけないと思っている」と語った。

 同監督は昨季の本拠地最終戦後、ファンに「来季はファンの皆さんと一緒にクライマックスを戦いましょう。それができなければ私はクビです」と約束。この日あらためて「その決意は変わっていない」と強調した。

 2年契約の2年目となる今季。ブランコ、モーガン両外国人選手の加入もあり、昨年まで5年連続最下位の球団とは思えない滑り出しを見せ、後半戦開始直後まで3位と健闘した。「最後まで絶対に諦めない」という意識がチームに浸透。7点差逆転3度というプロ野球記録もマークした。

 今季の主催試合は3試合を残して135万9788人(1試合平均1万9707人)を動員。昨年の117万338人(同1万6255人)を大きく上回っているばかりか、観客動員数が実数発表されるようになった2005年以降最多。1試合平均では前年比21%の大幅増となっている。

 球団側は営業面での貢献も評価。契約延長を既定路線とし、高田繁GMも続投条件に「CSに出るかどうかだけの問題ではない」と話している。最下位のヤクルトとは2・5ゲーム差で、残りは8試合。6年連続最下位からの脱出に向け、中畑監督は「やるべきことは最後まできっちり責任を全うする」と話した。

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2013年9月25日のニュース