マートン、今季11度目猛打賞「タイガース、ウイニングが一番」

[ 2013年5月24日 08:22 ]

<ロ・神>3回2死満塁、新井良は適時二塁打を放ち二塁上でポーズを決める

交流戦 阪神7-1ロッテ

(5月23日 QVC)
 2死無走者から生まれた先制機を阪神・マートンが生かした。初回、鳥谷の左翼線二塁打に続く。追い込まれた後、外角スライダーを中前へ運んだ。「鳥谷がいい仕事をして塁に出てくれた。何とかバットに当てようと思った。いいところへ落ちてくれた。先制のチャンスで打ててよかった」。最大5点差を追いつかれて引き分けた前夜の悪夢を断ち切る先制打だった。

 主導権を手放さないように追加点も叩き出した。3回の1死一、二塁からの中越え適時二塁打。「打てる球が来たら、積極的に行こうと考えていた」。初球ボール後の2球目、真ん中に来た直球を打ち返し、中堅フェンスに直撃させた。

 2試合連続の猛打賞は3打席目の左前打で一気に決めた。思えば、前夜も第1打席から打ち損じなく3打席連続安打だ。点火すれば止まらない。猛打賞は今季早くも11度目。年間24度のリーグ記録を作った10年でさえ74試合を要した数字に46試合で到達。エンジンがかかった時の猛打は214安打した来日1年目を超える。9回の最終5打席目でも強烈なゴロを左前へ打ち返し、4安打固め打ちで締めくくった。

 交流戦突入を境に打撃は一時、下降線をたどっていた。先の西武戦までの6試合で計3安打、当該期間は打率・130。好相性を誇る舞台で再上昇へ転じた。今年で来日4年目、千葉に刻む足跡は32打数18安打、打率・563と驚異的だ。「理由は分からない。1年で2試合しかやらない球場だから。たまたま調子のいい時に来ているのかもしれないけど、本当に理由は分からない」。分かっているのは小休止が終わったことだ。

 ヒーローインタビューでは虎党に愛嬌(あいきょう)を振りまいた。「オオキニ」。「毎日ボチボチデンナ」。笑みを引き締めたのは4番打者のこだわりを問われた時だ。「本塁打? 打点? 打率?」。答えはどれでもなかった。「ウイニング。タイガース、ウイニングが一番」。心身を満たす充実感。海風が心地よく吹いていた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2013年5月24日のニュース