二刀流先輩、関根潤三氏が大谷にエール「“目力”磨け」

[ 2013年5月24日 08:16 ]

<日・ヤ>延長12回を抑えた武田久(左)を迎える大谷

交流戦 日本ハム3-3ヤクルト

(5月23日 札幌D)
 二刀流の極意は「目力」にあり――。かつて近鉄、巨人で投手として計65勝を挙げ、打者として通算1137安打を放ったのが元ヤクルト監督の関根潤三氏(86)だ。

 自身の現役時代から約半世紀。時代を超えて登場した二刀流ルーキーの日本ハム・大谷に「センスがあるから両方使ってくれる。そういうセンスを授かって生まれてきた。頑張ってほしいね」とエールを送った。

 関根氏は50年に近鉄入団。母校・法大の恩師である藤田省三氏が同時に近鉄監督に就任したこともあり、「4番でエース」だった大学時代と同じ起用法が実現した。

 「あんまり苦労はしなかった。投げるより打つ方が自信があったし、喜んでやってたよ。(投手として)打たれるのを防ぐばかりじゃ、気分が悪いじゃない」。53年に10勝をマーク。投手として球宴に出場した。同年は打者として85打数27安打の打率・318。当時パ・リーグはDH制がなく、関根氏いわく「4番・投手でスタメン出場した試合もあったんじゃないかな?投げない日は代打で出てもいた」という。

 入団8年目の57年から本格的に野手に転向し、59年など今度は野手として4度、球宴に選出された。打者として役立ったというのが「目力」。法大時代から、キャッチボールの際には「ボールの回転、縫い目を見て捕れ」と言われ、プロ入り後も決して欠かさなかったと言う。

 「とにかく目の鍛錬だけはやっていた。打者になってもカーブ、フォークと見えたからね。物凄いプラスになった」と関根氏。いまだに心残りなのが「シーズン20勝ができなかったこと」。その夢を大谷に託し、「つらいとは思うけど、うんと苦労しなさい。両方とも一人前になってほしい」と期待を寄せた。

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