打った本人も驚いた!長野 2戦連続先頭弾 復調気配に原監督手応え

[ 2013年5月24日 06:00 ]

<楽・巨>初回無死、巨人・長野が2試合連続の先頭打者本塁打を放つ

交流戦 巨人10-4楽天

(5月23日 Kスタ宮城)
 またも敵地ファンの悲鳴から試合が始まった。前日と同じプレーボール3球目。巨人・長野がいった。左中間席中段で弾む2試合連発の8号先頭打者アーチ。最高のゴングを2夜続けて響かせた。

 「出塁していい流れをつくりたいと思っていましたが。自分自身でも驚いています」。巨人では07年の高橋由以来、6年ぶりの2試合連続先頭打者弾。前日はエースの田中相手にその「スミ1」で終わったが、この日は後続も続いた。打者一巡の猛攻で6安打6得点。結果的には10試合ぶりの2桁10得点と、長野が勢い付けた打線の力で連敗を3で止めた。

 仙台入りした21日。打率・238と調子の上がらない長野は同じ日大OBの村田と2人、指名を受け、室内練習場で原監督から直接指導を受けた。約1時間に及んだ密室レッスン。投手を務めた原監督は「なでなでしただけだよ」と話したが、汗でびっしょりになるほど。打席での間の取り方などを伝え、それに加えて精神的な奮起を求めた。

 夜にはチームは市内の焼き肉店で決起集会を開いた。首脳陣、選手、スタッフら60人が名物の牛タンに舌鼓を打つ恒例行儀。宴たけなわで立ち上がったのが日大コンビの2人だった。長野は携帯電話を取り出し音楽を再生。「♪光るウ~ミ~、オーゾラ」。原監督の現役若手時代の応援歌「エイトマン」のテーマ。大盛り上がりの周囲に、指揮官はマッコリを飲み干し応えた。翌日から2試合連続アーチ、マルチ安打と息を吹き返した背番号7。「彼らしい思い切りの良さが出てきた。今後楽しみだと思います」と原監督もうなずいた。

 5泊6日の北海道、東北遠征は1勝3敗と負け越した。だが、頼れる斬り込み隊長の復調という「土産」をしっかりと持ち帰った。

 ≪30人目、35度目≫長野(巨)が2戦連続の初回先頭打者アーチ。2試合以上連続の初回先頭打者本塁打は、片岡(西=現阪神)が10年9月18、19日のソフトバンク戦で打って以来30人目、35度目。交流戦では07年西岡(ロ=現阪神)以来2人目となった。また、巨人では07年高橋由以来4人目。右打者では54年広岡以来59年ぶりで、初回表の2戦連発は球団史上初だ。なお、プロ野球記録は、93年松永(神)の3試合連続となっており、25日のオリックス戦でタイ記録に挑戦する。

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