駒大 23季ぶりV王手!福山亮2ラン、12安打10点大勝

[ 2013年5月24日 06:00 ]

<駒大・国学院大>3回2死二塁、駒大・福山亮は右越えに2ランを放ち雄叫びを上げる

東都大学野球第7週第2日 駒大10―3国学院大

(5月23日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。駒大は5番・福山亮内野手(3年)が3回に2ランを放つなど、12安打10点と打線が爆発。国学院大を10―3で下して優勝に王手をかけた。23日の3回戦に勝てば、01年秋以来23季ぶり27度目の優勝となる。国学院大は優勝の可能性が消滅した。また専大が、青学大に敗れて最下位が確定した。

 駒大がいよいよ優勝に王手をかけた。3―2で迎えた3回2死三塁から5番・福山亮が142キロの直球を右翼席へ。自身リーグ戦初本塁打に「狙ったわけじゃないが、結果として本塁打になってうれしい」と会心の笑顔を浮かべた。

 前日の1回戦では、エース・今永が4失点し敗戦。しかしチーム内の雰囲気は悪くなかったという。「優勝できる機会はそうない。できることを最大限にやりたい」と福山亮が言うように、打線が今季4度目の2桁安打を放ち、敗戦のショックをみじんも感じさせなかった。

 西村亮監督は「負けられない気持ちが出ていた」とチーム状態に手応えを感じている様子。この日は監督として黄金期を築いた太田誠OB会長や、元オリックス監督の石毛宏典氏らもスタンドに駆けつけた。復活を待ちわびるOBたちのためにも、24日に、長かった低迷期に別れを告げる。

 ▼国学院大・鳥山泰孝監督(優勝は)紙一重の部分もあったし、まだまだ手の届かない部分もあった。時間をかけて分析しないといけない。

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2013年5月24日のニュース