西岡 古巣討ち猛打賞!大阪桐蔭後輩・江村には「配球甘い」

[ 2013年5月24日 06:00 ]

<ロ・神>8回1死一塁、西岡は中前打を放つ

交流戦 阪神7-1ロッテ

(5月23日 QVC)
 慣れ親しんだ幕張で阪神・西岡が連夜の活躍だ。8回の第5打席。この日3安打目となる中前打を放ちお役御免。万雷の拍手に送られながら、ベンチに退いた。

 「1番点を取りたいイニング。あそこで点を取らないと、流れが向こうに行ってしまう。いい試合運びができた」

 3安打のうち自画自賛したのが、4点リードの7回に放った遊撃内野安打というのが西岡らしい。張りが残る左足をものともしない激走で出塁し、ダメ押しの2点につなげた。前夜は一時5点差をつけながら追加点を奪えず追いつかれ、今季両リーグ最長の5時間12分を戦った末、延長12回で引き分け。しかしこの日は西岡の安打を皮切りに終盤に得点を奪い、前夜の反省を生かした。

 試合前には、一目散にロッテベンチへ出向き、初戦に先発マスクをかぶった大阪桐蔭の後輩・江村にこう言った。「配球が甘い」。前夜は2安打2四球。江村がマスクをかぶった打席に限れば2試合で計6打数3安打と完勝だった。2連戦前の21日には「2試合で一度も出塁させないつもり」と「宣戦布告」していた後輩をしっかり返り討ちにした。

 和田監督は「勝つか負けるかで、きのうの引き分けの意味が大きく変わってくる。何としても取りたかった」と満足げ。これで西岡は今季7度目の猛打賞。かつての本拠地で十分すぎる存在感を見せつけた。

 ▼阪神・メッセンジャー(6回2/3を8安打1失点ながらリーグトップの6勝目)最初の3イニングで80球以上投げてしまった。アンビリーバブル。でも、1失点だけで切り抜けられたことはよかった。

 ▼阪神・マートン(今季2度目の4安打でQVCマリンでの通算打率を・563に)理由は分からない。1年で2試合しかやらない球場だから。たまたま調子のいい時に来ているのかもしれないけど。

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