レッドソックス マー君調査 先発強化へ争奪戦に名乗り

[ 2013年5月24日 06:00 ]

前日に完投勝利の楽天・田中は打撃練習にも参加、絶好球を空振りしアレ~?!

 レッドソックスが楽天・田中将大投手(24)の獲得に興味を示していることが、22日(日本時間23日)分かった。地元紙ボストン・グローブが同日付の電子版で「レッドソックスは田中の動向を注視している数球団の一つ。レンジャーズ、ヤンキース、アスレチックスも興味を示している」と伝えた。

 レ軍はこれまで多くの日本人選手を獲得してきた。06年11月にはポスティング・システム(入札制度)で、松坂(現インディアンス傘下3A)の独占交渉権を獲得し、6年契約を締結。現在も上原と田沢が在籍している。球団方針で「日本は大切な市場の一つ」と徹底されているように、ジョン・ディーブル環太平洋スカウトを中心に、日本選手の情報は逐一、フロントに報告されている。

 今季はア・リーグ東地区2位につけているが、先発陣は盤石とは言い難い。絶対的な存在はここまで7勝のバックホルツと6勝のレスターの2人だけ。通算126勝の36歳デンプスターと同130勝の34歳ラッキーの両右腕は来季まで契約を残すが、近年は成績が下降している。先発強化は課題であり、今オフに田中が大リーグ挑戦を表明すれば、獲得に名乗りを上げるのは自然の流れだ。

 田中は22日の巨人戦(Kスタ宮城)で今季初完投勝利で開幕7連勝をマーク。3月のWBC期間中には「次のダルビッシュになる可能性が高い」と米国内で注目を浴び、登板試合には多くのメジャーのスカウトが視察に訪れている。レ軍参戦となれば、争奪戦はヒートアップすることになる。

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2013年5月24日のニュース