G1周年記念競走展望

【江戸川大賞】“江戸川のテッペイ”連覇で証明だ

[ 2013年7月3日 06:00 ]

江戸川経験値を最大限に生かして戦う石渡
Photo By スポニチ

 今垣、山崎、瓜生、池田、井口らSGでも主役を張れる超豪華メンバーがそろった今シリーズ。だが、舞台が江戸川である以上、その座を石渡が簡単に譲ることはない。当地では熊谷、三角、浜野谷ら東京支部の先輩たちをも大きく上回る通算638走。1着数も断トツの213勝を数える。「それなりのエンジンさえ引ければ、江戸川では調整を合わせられる。僕よりも江戸川のことを知っている人がいるのは許せない」。誰よりも江戸川水面で走ってきた、この自負があるからこそ発せられる言葉だ。

 当地は全国場で唯一、河川を使用しているレース場。風と潮回りの影響を受けるため、水面状況は刻一刻と変化する。それだけに日本一の難水面と言っても過言ではないだろう。ただ、石渡には経験という大きな武器がある。「僕は(江戸川で)走ってきた数が他の人より相当多いし、潮の読みに関しては大ベテラン。相手は凄い人ばかりだが、このアドバンテージを生かして食らい付きたい」。癖のある水面だからこそ、なおさら効果を発揮する場数の差。江戸川経験値を最大限に生かして戦う構えだ。

 三国周年にグラチャンと直前2節は予選落ちに終わったが、5月中旬の平和島周年は優出3着。笹川賞でも予選6位通過と活躍した。近況は決して悪くない。「江戸川大賞、連覇します」。有言実行を果たし“江戸川テッペイ”ここにありを証明してみせる。

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