宮下修行教授“無症状者の外出容認”に賛成の理由「既に気付かずに感染している人が…」

[ 2022年8月29日 18:05 ]

 関西医科大学附属病院の宮下修行教授が29日、MBSテレビの情報生番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に出演。政府が無症状のコロナ感染者について、マスク着用などの感染拡大防止策を徹底すれば、生活必需品の買い出しを認める方向で調整に入ったことを歓迎した。

 宮下教授は“外出容認”に賛成する理由について、「既に気付かずに感染している人が大勢街中に出ているので、現状と大きく変わらない」「無症状感染者に感染対策の徹底などを伝える機会になる」と2つの理由を挙げる。さらに「感染が拡大する要因は無症状の方が移してしまうこと。いつ移してしまうかというとマスクを外した時」とした上で、「感染したということが分かれば、それをきちっと守っていただけるだろうということは予想できる。基本的にマスクを外して会話をしなければ、感染症拡大の可能性は低い」と語った。

 また、宮下教授は後遺症外来に携わる医師の立場で、「オミクロンになって多いのが、咳と全身倦怠感が続く人」と指摘。「10日間、家にいると筋肉が弱ってしまうので、人がいないところにおいては、運動をしっかりとやっていただいて、筋肉を落とさないように。これは全身倦怠感については重要なポイントだと思っています」とアドバイスした。

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2022年8月29日のニュース