水野泰孝医師「7つ波超えてきてる…その間にやっておかないと」 全数把握見直し「一律は非常に難しい」

[ 2022年8月29日 10:57 ]

日本テレビ
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 日本感染症学会指導医の水野泰孝医師が29日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。政府が新型コロナウイルス感染者の全数把握を早ければ9月半ばにも全国一律に見直す方向で検討していることに言及した。

 水野氏は「全数把握で亡くなった時に、全数で届け出がなかった方に対する対応をどうするのかってのは、まだ全然議論が詰められてないんです。その段階で前に進もうとしても、結局ちくはぐになっちゃいますし。自治体によって感染者数が全然違うし医療提供体制も違うし。そのような状況で一律にやるってのは非常に難しい。だけども、それがまだ詰められてないんです。そこでしっかり詰めた上で国はしっかりとした保障を出す。その順番がですね、どうも前後しちゃってるというか、ちぐはぐになっちゃってるので、訳が分からなくなってるんじゃないかなと思います」と持論を述べた。

 大事なのは「医療提供体制、あるいいはサポート体制」と指摘。「やっぱりまだまだ新型コロナに対しては一部だけに負担がかかった。ここが変わってこないと全部の制度を変えるのは難しいのかなと思う。落ち着いてたときに、じっくりと話さないといけない。7つ波を超えてきてるわけですから、本来ならその間にやっておかないといけなかった」と語った。

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2022年8月29日のニュース