乃木坂46 白石麻衣&西野七瀬Wエースけん引 国民的グループに

[ 2022年8月29日 05:00 ]

18年、日本レコード大賞で大賞に輝いた乃木坂46
Photo By スポニチ

 【乃木坂10年史(上)】アイドルグループ「乃木坂46」が3年ぶりとなる神宮球場ライブを29日から3日間連続で開催する。今年2月でデビューから10年を迎えたグループは、メンバーの卒業と加入で“新陳代謝”を繰り返し、華麗な進化を遂げてきた。本紙では緊急企画「乃木坂10年史」でその足跡をたどる。

 AKB48の公式ライバルとして12年2月に華々しくデビューした乃木坂46。同年に合計4枚のシングルを発売し、その年のオリコンの新人セールス部門で1位を獲得した。AKB48グループが過去に達成していなかった快挙。専用劇場を持たなかったが、街中でティッシュ配りをしたりと地道な活動を続け、確実にファンを増やし続けた。

 15年から18年にかけてグループは大きく飛躍した。15年にNHK紅白歌合戦に初出場すると、16年には神宮球場ライブを初開催。17年に初の東京ドーム公演を開き、同年の「インフルエンサー」、翌18年の「シンクロニシティ」で日本レコード大賞を連覇した。

 そんな当時を秋元真夏(29)は「もうちょっと実感を持って味わっておきたかったな」とポツリ。「かみしめる余裕、暇がなかったというか、その時間がなかったんでしょうね。駆け足すぎて、ありがたみに気付けたのは数年たってからでした」と無我夢中の日々を振り返った。

 グループ飛躍の原動力となったのが、白石麻衣(30)と西野七瀬(28)のダブルエース。ファッション誌の専属モデルとしても活躍し、新規の女性ファンの掘り起こしに成功。男性ファンだけでなく、幅広いファン層を獲得した。秋元はそんな戦友の一人だった白石について「バシッと決めるとこは決めてきてくれたり。あの姿を見ると“私もやんなきゃ”って思わされた」と回想した。

 18年7月には史上初の神宮球場と秩父宮ラグビー場の同時ライブを開催。隣接する両会場をメンバーが自転車などで最大3往復し、曲目が違うライブを同時に成功。同年のオリコン上半期ランキングのアーティスト別トータルセールス部門で初の1位(年間は2位)を獲得し、名実ともに国民的グループとなった。(特別取材班)

続きを表示

2022年8月29日のニュース