矢沢永吉 どんなステージでも手を緩めない凄み 6万人のタオル投げ連発

[ 2022年8月29日 05:00 ]

矢沢永吉 デビュー50周年記念公演

6万人を魅了した矢沢永吉 (C)HIRO KIMURA
Photo By 提供写真

 矢沢永吉が50年間ファンから絶大な支持を得てきた理由の一つに、ライブが終了した瞬間にその日のステージを自ら厳しくジャッジすることがある。かつて楽屋で話を聞いたら「あれじゃポロッと漏れた早漏だよ!」と反省していた言葉に驚いたことがある。

 この日の公演も前日の23曲から21曲に変更。2曲目に山川啓介作詞の反骨精神あふれた曲「鎖を引きちぎれ」を入れ込み、ラストに西岡恭蔵作詞のタオル投げの定番曲「トラベリン・バス」を持ってきた。

 前日のファンが「タオル投げ1回は寂しかった」と言っていたことに即反応。オープニングから飛ばしていき、前日にあったキャデラックに乗って会場を1周する演出はなしにして、ラストのタオル投げ連発までボルテージを上げていく構成は迫力満点。どんなステージでも手を緩めない矢沢の凄みを体感した。

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2022年8月29日のニュース