丸岡いずみ 5歳児餓死で一家支配した“ママ友”と母親に「必ず第三者が介入に入らないといけないケース」

[ 2022年8月29日 16:53 ]

丸岡いずみ(10年撮影)
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 フリーキャスターの丸岡いずみ(50)が29日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。福岡県で5歳の男児が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた赤堀恵美子被告(49)の裁判について言及した。

 起訴状によると、赤堀被告は知人の碇利恵被告(40)と共謀し、19年8月ごろから碇被告の三男・翔士郎ちゃんの食事を減らし、20年4月18日、餓死させたとしている。碇被告から生活保護費や児童手当など計約200万円をだまし取るなどしたとして、詐欺と窃盗の罪にも問われている。

 赤堀被告はこの日から始まった裁判員裁判で食事制限に関し「指示はしていません」と述べ、起訴内容を否認。一方、検察側は冒頭陳述で碇被告一家の生活全般を「支配」して食事量を減らしており、碇被告と共謀して保護責任者遺棄致死の罪に当たると指摘した。

 メンタルケアカウンセラーの資格を持つ丸岡は「翔士郎ちゃんの命を助けられるポイントがいくつかあったと思ってて、こういうケースで意外とあるなと思うのが、碇被告側の祖母が一時、児童相談所にも相談に行っている。だけどそこで“翔士郎が死んじゃうから保護してくれ”って言ってるけど、確か2週間、児童相談所は連絡しなかった」と指摘した。

 「いつも思うのは福祉、この場合は児童相談所と心理士、教育ここでいうと幼稚園。このトライアングルが何とか上手く回っていたら、翔士郎ちゃんの命を何とか亡くなるところまでいかずに止められたケースではないかと思うんです。児童相談所を責めるわけではなくて、必ず第三者が介入に入らないといけないケースだったなとすごく思っている」と児童相談所だけでなく幼稚園などと協力、連携が取れていれば命を落とさずに済んだ可能性はあるのではとした。

 そして「特にマインドコントロールをされていたような場合は、その対象者と引きはがすってのが一番大事だって心理の世界では言う。このケースで碇被告と赤堀被告を何とか引きはがす作業を第三者が早いところで介入できなかったのか、返す返す残念」と翔士郎ちゃんの死を悼んだ。
 
 「必ず幼稚園の先生も分かってるじゃないですか。翔士郎ちゃんがこんなにやせ細っていると分かっている。児童相談所もおばあちゃんの思いを何とか、2週間の間に食べられなかったら5歳児がどれだけやせ細るか、どうにかならなかったのか」とした。

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2022年8月29日のニュース