サヨナラ負けの広島・新井監督「あそこは勝負と自分が言った」 12回の1死二塁で2つの選択について

[ 2024年4月13日 19:44 ]

セ・リーグ   広島2-3巨人 ( 2024年4月13日    東京D )

<巨・広>広島・新井監督(撮影・西川祐介)
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 広島は13日の巨人戦に延長12回の末にサヨナラで敗れ、2連敗で今季ワーストに並ぶ借金3に後退した。右肘の張りで出遅れていた森下暢仁投手(26)が今季初登板初先発で6回1失点。7回には野間峻祥外野手(31)の逆転二塁打で一度は優位に立ちながら、島内颯太郎投手(27)が8回に同点を許し、延長12回は中崎翔太投手(31)が1死から連打を浴びて力尽きた。新井貴浩監督(47)は次の通り振り返った。

 ――救援陣はよく踏ん張った。
 「よく踏ん張ってくれた。森下もナイスピッチングだったし、真っすぐもスゴく走っていたし、ナイスピッチングだった。彼にとって今日が開幕になったけど、ボールも走っていたし、スゴくいいピッチングだった」

 ――野間が勝負強い(リーグトップの得点圏打率・800=5打数4安打)
 「去年もそうだったけど、今年も勝負強い、いいバッティングをしてくれている」

 ――12回の1死二塁では塁を埋める選択肢もあった。
 「ない。もちろん。考えたけど。2つ選択肢があったと思うけど、あそこはもう勝負。ベンチが決めた」

 ――大城と次の打者のオコエ、状態を見てか。
 「そうそう。(オコエは)右打者で、確かに申告(四球)して、守りやすくして…という選択肢もあった。でも、あそこは自分が勝負と、ベンチが、自分が言った」

 ――矢野は12回先頭でも代打を出さず、5打席立たせた。
 「左投手だからということじゃなく、それまで3出塁かな。いい内容だったので、あそこは迷いなく行ってもらった」

 ――菊池は先発を外れた。
 「アクシデントはない」

 ――8回の守備では捕れそうな三邪飛を観客に捕球された。守備妨害にはならず。
 「あれはルール上、フェンス?エキサイトシートのラバーのところから観客席側だったらしょうがないと」

 ――矢野は二塁でも好守連発だった。
 「打つ方もそうだけど、期待通りのいい守備もしてくれた」

 ――6回の失点もグラウンドルールの不運な形の二塁打。
 「森下からしたら打ち取った当たりだった。それがルールなので、それ以上でもそれ以下でもない。森下にしたら不運だったと思うけど、ルールなので、それ以上でも、それ以下でもない」

 ――10回は走者を出しても代えず益田に任せた。経験を積ませる狙いもある。
 「もちろん。そこも臨機応変だけど、やっぱり今言ったように、経験を積んでいきながら少しずつ成長していくと思う。全部が全部そうじゃないけど、そうやって思っていた。苦しい経験を積まないと、なかなか成長できないし、自信もつかないから…というふうな気持ちはある」

 ――小園は打撃の当たりが止まり、守備にも影響か。
 「そこは練習してもらって。またレベルを上げていってもらうだけだと思う。ケアレスミスとかではないので、何とかアウトにしようとする中でのミスなので、また練習して成長していってほしい」

 ――延長戦を落とし、次戦でより重要なことは。
 「ないよ。毎試合、重要。延長戦落としたからとか、連敗中だからとかじゃなく、いつも一試合一試合と思ってやっているから」

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