ソフトバンク山川穂高 驚きの満塁弾2発!パ史上初の連発 1試合2本は二岡連発以来18年ぶり史上3人目

[ 2024年4月13日 16:50 ]

パ・リーグ   ソフトバンク―西武 ( 2024年4月12日    ベルーナD )

<西・ソ>8回、2打席連続となる満弾を放ち軽めのドスコイでファンと盛り上がる山川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ソフトバンクの山川穂高内野手が6回に開幕戦以来12試合51打席ぶりとなる2号満塁弾を放った。続く8回にも驚きの3号満塁弾を放ち、場内は騒然となった。

 第1打席は三ゴロ、第2打席は1死一、二塁で中飛に終わったが、3打席目は無死満塁で空振り三振を喫していた。

 2度目の満塁機を捉え、3月29日の開幕オリックス戦第3打席で右越えソロを放って以来の一発となった。

 そして驚きは8回だった。西武4番手・豆田が投じた真ん中への直球を強振。打った瞬間、確信の表情を見せた山川。打球は悲鳴に似た歓声が沸く中、左翼席上段に飛び込んだ。2打席連発のグランドスラムを放ちベンチの祝福を受けた山川は、控えめにどすこいポーズ。ブーイングを「自粛」した古巣のファンに配慮した地味なパフォーマンスだった。

 1試合に満塁本塁打2発は、1951年10月5日に大映の飯島滋弥が阪急戦の初回と7回、2006年4月30日に巨人の二岡智宏が中日戦の4回と5回に打って以来18年ぶりプロ野球3度目。2打席連発は、二岡に続く2人目、パ・リーグでは史上初となった。さらに1試合8打点は1970年のジョーンズ、1990年の岸川、2003年の松中に並ぶ球団最多タイ記録。

 古巣での凱旋試合となった前日の同戦では第1打席から左翼スタンドを中心に起こった大ブーイングを浴びる中、今井のスライダーに空振り三振を喫した。

 4打席いずれも大ブーイングの嵐の中、1安打3三振。試合は勝ったが山川自身はホロ苦い結果となった。

 この日は「4番・一塁」での先発出場。打席でのブーイングは起こらなかった。

 ▼山川 (6回)打ったのはスライダー。追い込まれてから何とかしようと必死でした。満塁のチャンスを生かすバッティングができて本当に良かったです。

 ▼山川 (8回)真っすぐを完璧に捉えることができました。いい感覚で、いいバッティングができて良かったです。

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