山本由伸 メジャー2勝目ならず 4年ぶり1試合2被弾、5回3失点と粘りの投球もリリーフ陣が同点許し…

[ 2024年4月13日 13:14 ]

ナ・リーグ   ドジャースーパドレス ( 2024年4月12日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>力投する山本(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が12日(日本時間13日)、本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に先発。5回4安打3失点で勝利投手の権利を手にしたが、7回にリリーフ陣が同点を許し、2勝目の権利は消滅した。

 初回、先頭のボガーツはスプリットで見逃し三振と上々のスタート。しかし2番・タティスに中前打を許すと、2死一塁から4番・マチャドに初球のカーブを狙い打たれ、左翼席へと運ばれた。メジャー初被弾を喫すると、1-2の2回には先頭の金河成(キム・ハソン)に直球を左翼席に運ばれて、この日2被弾。オリックス時代の2020年8月11日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、4年ぶりとなる1試合2被弾となった。

 それでも3回以降は最速96.5マイル(155.3キロ)の直球を軸に、米メディアに「ヨーヨーカーブ」と名付けられた宝刀、さらにスプリットなどを効果的に配する丁寧な投球を徹底。91球を投じ、三振は6つ。序盤の失点にも大崩れすることなく、先発投手としての責任はまっとうした。

 しかし7-3の6回に2番手・ハドソンがクロネンワースにソロ本塁打を許し、7回には3番手・ブレイジャーが3失点。山本の勝ち投手の権利は消えた。

 パドレスはメジャー初登板となった3月21日に韓国で対戦し、1回5失点でメジャー初黒星を付けられた相手。先発での1回降板は自己最短。さらに1イニング5失点は自己ワーストタイの屈辱だった。気持ちを込めて臨んだ試合だったが、開幕カードの借りを返すことはできなかった。

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