巨人先発陣も和製ローテに アピールへ絶好の機会 13日は堀田が初先発「楽しみな気持ち」

[ 2024年4月13日 08:00 ]

巨人・堀田
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 巨人は13日の広島戦で、堀田が今季初先発する。開幕2戦目に先発したグリフィンが、2度目の登板となった6日のDeNA戦後に右腹直筋筋損傷のため出場選手登録を抹消された。代役に指名されたのが堀田だった。

 5年目の今季は中継ぎとして開幕1軍入り。2試合に登板し、チャンスが回ってきた。「まさかこんな早い段階でこういうチャンスをもらえるとは思ってなかった。中継ぎのときと変わらずに1イニング、1イニングという気持ちでいきたい」と、意気込みを口にした。

 20年以来4年ぶりのリーグ優勝を狙うチームは、開幕から12試合を戦った4月12日の時点でオーダーは11通り。開幕前に新外国人のオドーアが退団したこともあって、打線は和製オーダーで臨んでいる。開幕ローテーションにはグリフィンとメンデスが入ったが、メンデスは1試合に先発しただけで2軍での再調整が決まっていた。先発陣も和製で臨むことになる。

 昨秋に阿部監督が就任し、秋季練習、秋季キャンプ、そして今春キャンプでは「個々のレベルアップ」を選手たちに課してきた。競争をあおりながら「どうやったら勝てるかを考える」と繰り返してきた。

 打線も先発ローテーションも和製となるのは極めて異例だが、一方ではレベルアップを図ってきた日本人選手にとってはアピールする絶好のチャンス。堀田は「僕は楽しみな気持ちでいます」。思い切りのいい投球を見せられるか。若い力が出てくれば、チーム力の底上げにつながる。大事な一戦になりそうだ。(記者コラム・川島 毅洋)

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