4番で出場の慶大・清原 背番号3での出陣に期待の大きさ 思い出すプロ初4番の父・和博氏の姿

[ 2024年4月13日 10:41 ]

<慶大・東大>試合前練習をする慶大・清原(撮影・大城 有生希)
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 東京六大学野球春季リーグ戦が13日に開幕。連覇を狙う慶大は4番・清原正吾(4年=慶応)でスタートを切った。

 背番号も父・和博氏が西武時代に付けていた「3」を背負った。中・高校と野球を離れていた正吾が努力でつかんだ4番の座だ。堀井哲也監督の期待の大きさが分かる。

 正吾の姿を見て古い記憶がよみがえった。和博氏が西武に入団した1986年10月7日のロッテ戦。ペナントレース127試合目、川崎球場での試合だった。この日、初めて4番に座った博和氏。球場のトイレで当時の毒島章一ヘッドコーチに「きょう4番でいくぞ」と言われ「おしっこが止まった」とびっくりしたという。一塁に出塁した際には、落合博満一塁手に「おい、4番って気持ちいいだろ」と声を掛けられ「はい」と答えた姿が初々しかった。

 正吾は大きく構えていた打撃フォームを「変化球にも対応できるように」とコンパクトにした。迫力はなくなったが結果重視の変化だった。99年目を迎えたリーグ戦。正吾がリーグ戦の主役になれば連覇の可能性は大きくなる。(落合 紳哉)

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