中部大・清水が157キロ右腕・中村からV弾「対戦楽しもうと」プロ注目捕手、視察3球団にアピール

[ 2024年4月13日 18:12 ]

愛知大学野球春季リーグ   中部大3―2愛知工大 ( 2024年4月13日    パロマ瑞穂野球場 )

<中部大・愛知工大>6回に逆転2ランを放って本塁に生還する中部大・清水(左)(撮影・河合 洋介)
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 昨春王者の中部大が愛知工大を3―2で下して先勝した。

 「4番・捕手」でプロ注目の清水智裕(4年)が試合を決めた。今秋ドラフト1位候補に挙がる最速157キロ右腕・中村優斗(4年)に2打席凡退して迎えた1―2の6回無死二塁。右太もも裏をつってベンチ裏での治療を終えた直後の中村が投じた初球だった。高めに浮いたスライダーを逃さずに、左越えの決勝2ランを決めた。

 「大学で一番いい投手だと思うし、対戦できることを楽しもうと思っていました。ゾーンに入ってくるスライダーか、高めに浮いた直球を狙っていた。うまく反応できました」

 昨年の全日本大学野球選手権では、富士大との1回戦で東京ドームの左翼席上段へ本塁打を放った世代屈指の「打てる捕手」。球場では巨人の水野雄仁スカウト部長らNPB3球団が熱視線を送ったように、プロからも注目を集めている。

 「チームとして春連覇を目標にしています」と昨年に続く全国大会出場へ決意を新たにした。

 ◇清水 智裕(しみず・ともひろ)2002年(平14)5月25日生まれ、愛知県春日井市出身の21歳。小2から松山ルーキーズで野球を始めて投手と捕手。中学では長久手ボーイズに所属して捕手。大垣日大では2年秋に背番号13でベンチ入りし、3年夏に背番号2。中部大では1年秋からリーグ戦に出場し、2年秋、3年春に捕手のベストナイン受賞。1メートル81、92キロ。右投げ右打ち。

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