巨人・阿部監督「全員で勝った1勝じゃないかなと思います」延長12回、総力で5連勝「大きいなと」

[ 2024年4月13日 18:46 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2024年4月13日    東京D )

<巨・広>延長12回、サヨナラ打を放った大城卓(左)とハイタッチする阿部監督(撮影・藤山 由理)
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 巨人は昨季8勝17敗と苦手にした広島相手に延長戦の末、代打・大城卓三捕手(31)の一打で今季初のサヨナラ勝ちを収め、今季初の5連勝。2カード連続の勝ち越しを決め、今季初の貯金3とした。巨人の5連勝は原辰徳前監督時代の昨年6月に6連勝して以来10カ月ぶり。

 2―2で突入した延長12回だった。この回から登板した相手7番手右腕・中崎に対し、1死から主砲・岡本和が左翼への二塁打を放って出塁し、代走に重信。ここで湯浅の代打に出た大城卓が右中間を割る二塁打を放ち、今季から選手会長に就任した男の意地の一打でサヨナラ勝ちした。

 苦しい展開が続く中で、最後は主砲・岡本和と代打・大城卓で試合を決めた。今季初のサヨナラ勝利となり阿部慎之助監督(45)は「ほんと全員で、最後大城が打ちましたけど、それまで何とかみんなでね、全員で勝った1勝じゃないかなと思います」と落ち着いた口調ながら笑顔でチーム全体を称えた。

 延長12回の激闘を改めて振り返り「だいぶ前の話なのでね、振り返るのは難しいんですけど、みんな精いっぱいやって勝てた1勝なのでね、今日の勝ちは大きいなと。それしかないですね」と指揮官。5連勝の勢いに「今日は今日で反省するところして、明日またいいコンディションでいいモチベーションで試合に臨んでほしいなと思います」と前を見据えた。

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