【日本Sデータ】オリックス日本一率79%!1勝1敗から先に2勝目の最近19度でV逸は08年巨人だけ

[ 2023年10月31日 21:57 ]

SMBC日本シリーズ2023第3戦   オリックス5―4阪神 ( 2023年10月31日    甲子園 )

<神・オ>5回2死一、二塁、中嶋監督(中)は宗の適時二塁打で生還した東を迎える(撮影・大森 寛明)
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 「SMBC日本シリーズ2023第3戦」が31日、甲子園球場で行われ、オリックスが逆転勝利で阪神を下し2勝目(1敗)を挙げた。

 過去のシリーズで1勝1敗から先に2勝目を挙げた例は34度。そのうち28度で先に2勝目を挙げたチームが日本一に輝いている。勝利球団の日本一確率は79%。特に最近19度のケースで日本一を逃したのは2008年の巨人が西武相手に初戦黒星後に連勝も、第4戦に負け、第5戦で王手をかけながらも連敗で逃した1例しかない。今年のシリーズはどうか。

 試合は2回に1死一、三塁から阪神・坂本の一、二塁間を破ろうかという当たりの間に、三走・大山が先制のホーム。一方、オリックスは相手先発・伊藤将の前に3回まで無得点も、4回に頓宮がバックスクリーン左のスタンドギリギリに同点弾。続く同点の5回に紅林、若月の連打でチャンスをつくると、広岡の遊ゴロ併殺の間に勝ち越し。2死一、二塁から宗が7球粘った後のフルカウントから真ん中に入ってきた142キロの直球を見逃さずフルスイングし、右中間を破る2点適時二塁打でこの回3点を奪った。

 6回にはオリックスが阪神2番手・ブルワーから先頭の頓宮が左前打で出塁。四球と犠打で1死二、三塁のチャンスをつくると、若月がきっちりと左犠飛を放ち加点。リードを4点に広げた。

 しかし、甲子園の大歓声に背中を押された阪神は4点を追う7回に相手3番手・山岡から先頭の坂本、続く木浪が連打で無死一、二塁とチャンスをつくる。球場のボルテージが最高潮に達する中、代打・糸原が中飛、近本四球で1死満塁に。そして中野の一ゴロの間に1点返すと、3番・森下が右前に2点適時打を放ち1点差まで詰め寄った。

 だが、阪神の逆襲もここまで。オリックスが最後は守護神・平野をマウンドに送り1点を何とか守り抜きシリーズ2勝1敗とした。

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