【落合×広岡達朗対談】広岡氏 落合氏に「何か困ったことあったら電話しなさい」

[ 2023年10月31日 17:15 ]

落合博満のオレ流チャンネルの「博満の部屋」で対談する広岡達朗氏(左)と落合博満氏(右) 
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が31日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第4回目として、現役時代は巨人の遊撃手として活躍、監督としてヤクルト、西武をそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗氏(91)をゲストに招いて対談を行った。

 原爆体験から、早大、巨人時代、現在の野球界、そして川上哲治氏との関係性など、さまざまな興味深い話を落合氏とともに振り返ってきた広岡氏。

 対談の最後に広岡氏が落合氏に声を掛けた。

 「何か困ったことあったら電話しなさい」

 広岡氏は続けて「90まで勉強したことは教える。死ぬまで勉強だから。70なんかまだ子供」と言って落合氏にほほ笑みかけた。

 対談後の記念撮影で握手を交わした際には「自分のエネルギーを相手にあげるつもりで」と強く、しっかり握手を交わすことの大事さを説くなど、最後まで69歳の落合氏に91歳の先輩が、自身の考えを丁寧に、時には熱く伝えた。

 落合氏も「私の知らない話をたくさん聞けて、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。家にも呼んでいただいて普段はしないようなことをしていただきまして本当にありがとうございました」と、自宅に招いて対談してくれた偉大な先輩に感謝した。「原爆の放射能が屋根に当たった。それで人影がまばらにあったっていうのはちょっと想像もつかなかったよね。実際そういう話を(直接)聞くのは初めてだったので。非常に印象的でした」。

 91歳になった今でもプロ野球界を愛し、そしてとくには厳しい目で見守り続けている91歳の広岡氏と、70歳を前にYouTubeという新たなフィールドに挑戦しながら、広い目で野球界を見守っている落合氏。日本一を知る2人の「名将」の今回の対談は、プロ野球界にとっても貴重な記録となるに違いない。

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