オリ宇田川 山岡を救った好救援 大山の一打に「ヤバイと思ったんですけど、宗さんが」

[ 2023年10月31日 23:06 ]

SMBC日本シリーズ2023第3戦   オリックス5―4阪神 ( 2023年10月31日    甲子園 )

<神・オ>8回、木浪から三振を奪いガッツポーズの宇田川(撮影・光山 貴大)
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 オリックスの宇田川優希投手(24)が4番手としてイニングをまたぎ、1回1/3を1安打無失点に抑えて勝利に貢献した。

 5―1で迎えた7回から登板した3番手右腕・山岡が打者6人に3安打を集中されて3失点。あっという間に1点差に迫られた。

 なおも2死一塁で打席に4番・大山という場面で、中嶋監督は山岡から宇田川にスイッチ。大山に1ストライクからの2球目を弾き返された打球は左前に抜けてもおかしくない痛烈な当たりだったが、三塁手・宗の好守でしのぎ、2球でピンチ脱出となった。

 1点リードのまま迎えた続く8回もイニングをまたいで続投。2死二塁と同点のピンチを招くも、それまで3安打の木浪をワンバウンドするフォークボールで空振り三振に仕留めて得点を許さなかった。

 宇田川との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――どういう気持ちで準備していたか。

 「2アウト一塁だったので。長打とホームランだけを警戒して、しっかり強い球を投げれたので。そこで自分のピッチングができたと思います」

 ――打たれた瞬間は。

 「いい打球だったので、ヤバイと思ったんですけど、宗さんが捕ってくれたので安心してました」

 ――昨年の経験が生きるところはあるか。

 「ピンチの場面でもいつ行くかわからないので、ブルペンで投げていてもいきなり代わって投げるとか、そういういろいろイレギュラーなこともあるので、そこの準備とかは去年もあったので、準備はしやすいというか。心の準備も体の準備もちゃんと去年の経験を生かしてできているので、そこは投球にも出ているのかなと思います」

 ――球場の雰囲気は。

 「凄い盛り上がっているなと思ったんですけど、逆にどんどんアドレナリンが出てくるので楽しいという気持ちになりました」

 ――8回のフォークはより低くか。

 「ノイジー選手にも打たれているので、同じ失敗だけはしたくないと思って。その前に投げた球もちょっと高かったので。それでもちょっと高かったんですけど、いいところにはいっていたんですけど、それでもついてきていたので、それよりも低くを意識して投げました」

 ――8回のイニングまたぎはどういう状況で。

 「難しかったんですけど、ベンチに帰ってきて、もう1回行くぞと言われていたので。もし打順が回ってきていたら交代と言われていたので、そこは難しかったですね」

 ――もともとは8回に向けて準備していたか。

 「そうですね。もともとは8回を目安で体とかも動かしていたので。でも、その前にいろいろ準備はできていたので、そこはすぐ肩がつくれました」

 ――代打が出るかもという時にいったん下がったが、そこからもう一度気持ちをつくり直すのは大変では。

 「そうですね。でもすぐに気持ちをつくれたので、そこは問題なく先頭から勝負できました」

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