侍・中野 「シーズン中では味わえない緊張感味わえた」緊急出場で2安打 負傷交代源田からは「ごめん」

[ 2023年3月11日 00:06 ]

WBC1次ラウンドB組   日本13ー4韓国 ( 2023年3月10日    東京D )

WBC1次R<日本・韓国>6回、三塁打を放つ中野(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が10日、東京ドームで行われ、日本は宿敵・韓国に13-4の大勝を収めた。負傷交代の源田に代わり、途中出場した中野拓夢内野手(26=阪神)はWBC初安打を含む2安打と気を吐いた。

 試合後、「まずは勝てたことが一番、チームとしても良かった。個人としても急な出場ではあったが、しっかりと先頭で2回塁に出ることができたので、役割は果たせたと思う」と胸を張った。

 3回に守備の要の源田が走塁時に右手を痛め、急遽4回の守備から中野に出番が巡ってきた。6-4で迎えた6回の第2打席では韓国4番手のチョン・チョルウォンが投じた9球目の高めの真っすぐを捉えて三塁打。「自分でも興奮してあまり覚えていない状況だったが、三塁に到達したときにファンの方がたくさんの歓声をくれたので、代表の一員としてプレーできているという実感がわいた。シーズン中では味わえない緊張感を味わえた」と塁上でベンチに“ペッパーミル”パフォーマンスで喜んだ場面を興奮気味に振り返った。

 負傷交代の源田からは「ごめん」と声を掛けられたと言い「自分自身はやるだけだと思っていた」とし「どういう起用になるか分からないが、自分の任された仕事をやっていければチームが勝てると思う」と今後を見据えた。

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