大谷翔平 圧巻!投手交代直後、初見のフォークを右前適時打 解説の広島・新井監督「失礼しました」脱帽

[ 2023年3月10日 21:55 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―韓国 ( 2023年3月10日    東京D )

<日本・中国>4回、左中間フェンス直撃の2点適時打を放った大谷(撮影・西川 祐介)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組は10日、東京ドームで行われ、日本は韓国と対戦した。侍ジャパンの大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・DH」で先発出場。第4打席で右前適時打を放った。

 6回無死満塁。韓国は6番手右腕、キム・ウォンジュンに交代直後だった。初球のフォークをすかさずとらえて右前適時打とした。TBSで解説を務めた広島の新井貴浩監督は「ストレートよりフォークの割合の方が高い投手。打者としてはフォークがどのような軌道で落ちて来るかわかりませんので、初球から振っていきづらい状況ではありますよね」と分析していたが、言ったそばから大谷がいきなりフォークをとらえて適時打。初見の初球をとらえたその対応力に「失礼しました。すごいですね」と脱帽した。

 第1打席は空振り三振。続く3回、1点差に迫ってなおも無死二、三塁で第2打席を迎えたが、申告敬遠で歩かされた。それでもヌートバー、近藤の連続適時打、吉田の逆転適時打などで日本は逆転に成功した。5回の第3打席では一塁線を鋭く破る二塁打。6点目のホームを踏んだ。

 WBC初出場の大谷は開幕戦となった前日の中国戦では3番に座り、投手兼DHとして出場。投げては4回無失点、打っては左中間フェンス直撃の適時二塁打を含む2安打2打点をマークした。日本は序盤こそ苦しんだが終盤は打線がつながって8-1で中国を下し、1勝を挙げた。

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