ダルビッシュ、初球136キロスライダーに観衆どよめき わずか12球で3者凡退 運命の韓国戦

[ 2023年3月10日 19:08 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―韓国 ( 2023年3月10日    東京D )

日本代表・ダルビッシュ
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組は10日、東京ドームで行われ、日本は韓国と対戦した。侍ジャパンはダルビッシュ有投手(36=パドレス)が先発した。

 9日の中国戦は8―1で中国に勝利。韓国戦に勝てば準々決勝進出にまた1歩近づく一戦。日本ハム時代の11年以来、12年ぶりとなる日本のマウンドで、ダルビッシュは韓国の1番打者、エドマン(カージナルス)に対する初球、136キロスライダーを投げ込むと、大観衆からどよめきの声も起こった。エドマンを二ゴロ、キム・ハソンを遊ゴロ、イ・ジョンフを左飛の12球で3者凡退に仕留めた。

 大リーグの規定で2月下旬から4試合が組まれた壮行試合には登板できず、2日の中日との合同練習で打者を相手に登板してから中7日で迎えた。9日にはキャッチボールを終えると、一塁側後方で即席サイン会を行った。サインをもらおうとファンが殺到したものの、穏やかな表情でペンを走らせた。

 ダルビッシュは09年の第2回大会、2次ラウンドの韓国戦に先発したが、5回4安打3失点で敗戦投手となった。決勝の韓国戦では9回から登板。2回1失点だったが、10回にイチローの決勝中前打で胴上げ投手となった。世界一を知ると同時に韓国の強さも肌で知る。14年の時を経て、再び宿敵を相手に腕を振った。

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