阪神・岡田監督「ブルペンデー」実施も期待外れ　1軍確定組のみの好投に苦笑い「もうちょっとビシッと」

オープン戦   阪神5－1オリックス （ 2023年3月9日    京セラD ）

＜オ・神＞選手交代を告げる岡田監督（撮影・後藤　大輝）
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　阪神はブルペン陣7人で継投する「ブルペンデー」を実施した。ライバルが一堂に会し、勝ちパターン入りをアピールする絶好の場で好投したのは評価が固まっている岩崎、浜地、石井の1軍確定組。岡田監督も苦笑いだ。

　「（先発の）富田以外は、結果的には抑えとるけどな。戦力を見極めている中で順調に来ているピッチャーはいて、あとはそこに新しい戦力が何枚入って来るか。そのへんは、もうちょっとビシッといってほしかった」

　31日のDeNAとの開幕戦まで1カ月を切り1軍布陣の大枠が固まる中、勝ちパターンの継投がまだ見えてこない。そこで7試合が組まれた14日からの関東遠征を選定作業の期間に設定。実戦調整として登板回や順番を度外視してきた従来の起用法を変え「ブルペンでの（肩の）つくり方とかいろいろあるからな、徐々に」と本番を想定した継投を予告した。

　肝心要の9回は侍ジャパンの一員としてWBC出場中の湯浅が大本命ながら、改めて「（開幕して）すぐには無理やろうけど…」と開幕して1週間ほどは代役守護神を置く考えを示した。昨季28セーブの岩崎はセットアッパー有力で、現状の抑え候補は浜地、K・ケラー、フォーク習得で赤丸急上昇の石井。ブルペン勢の戦いも最終局面に入った。（倉世古　洋平）