侍・吉田正尚「ゾーンを上げて、変化球に対応できた」 前夜の反省いかし3安打5打点で大勝演出

[ 2023年3月11日 00:01 ]

WBC1次ラウンドB組   日本13-4韓国 ( 2023年3月10日    東京D )

WBC1次ラウンド<日本・韓国>3回、吉田は逆転の2点適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が10日、東京ドームで行われ、日本は宿敵・韓国戦を13-4と大勝で下した。この日も「5番・左翼」で先発出場した吉田正尚外野手(29=レッドソックス)が、3安打5打点の打撃でチームを引っ張った。

 2回の第1打席で二塁内野安打。3回には逆転となる2点適時打を放ったが、それで終わりではなかった。5回の犠飛を挟み、今度は6回だ。村上の犠飛の直後、1死一、二塁からまたも右前適時打。東京ドームのスタンドからも大歓声が巻き起こった。さらに7回には押し出し四球を得て、この日は3安打5打点。不振の村上をカバーする心強い働きだった。

 「ゾーンを上げて、変化球に対応できた。昨日は相手に合わせてしまって、自分の納得いくスイングができなかった。きょうはしっかりゾーンを上げて、自分が決めたところを振っていこう」

 前日の中国戦では、4回に中国3番手ソン・カイリュウの投じた初球が右肩付近に直撃。頭部付近を通過するヒヤリとする一幕もあった。思ったような打撃ができなかったが、一夜で反省点を洗い出し、すぐに修正。結果を出した。

 これで日本の準々決勝進出へは大前進。「結果、勝利に貢献できたのは、きょうは良かった。スイングやインパクトも少しずつ良くなってきている」と話し、「韓国戦は非常に大事だったので、勝ててよかったが、2つ全勝できるように」と残り2試合の1次ラウンド全勝を誓っていた。

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2023年3月10日のニュース