広島・会沢 11日ヤクルト戦から実戦解禁 31日開幕から逆算して調整「今は順調」

[ 2023年3月10日 05:00 ]

マツダスタジアムで練習を行う広島・会沢
Photo By スポニチ

 広島・会沢翼捕手(34)が11日のヤクルト戦からの実戦解禁を示唆した。1月下旬に新型コロナウイルスに感染して今春キャンプは2軍から始動。沖縄2次キャンプから1軍に合流した後も一部個別の調整を続けてきた。9日のマツダスタジアムの全体練習では本隊とともに通常メニューを消化。3・31開幕から逆算して調整を進めていくことを明言した。

 「だいぶ(状態は)上がってきている。なかなか、うまくいかないこともあったが、今は順調にきている。試合に出ていかないとダメな時期なので、しっかり(開幕に)入っていけるように準備をしておこうと思う」

 坂倉、石原ら若手捕手陣が実戦でアピールを続ける中、いよいよ初実戦が近づいてきた。今春の1軍組では一人だけキャンプから通じて実戦出場がなく、2月22日に初実戦に臨んだ昨春と比べて2週間強は遅い。幸い今春はWBCがあって開幕時期が例年よりも1週間程度遅く、残り約3週間で間に合わせることに不安はない。

 「なるべく試合に出ながらやっていければいいかなと思う」と思い描き、開幕先発マスクで坂倉に先行を許す状況についても「今の状態がどうなのかというのも、自分で考えながらやっていければいい」と泰然自若を強調した。もちろん、戦力として不可欠な存在で、新井監督も「動きを見ても、しっかり動けている。彼の場合はフィジカル的なところをクリアできれば何も問題ない」と信頼を寄せた。(長谷川 凡記)

続きを表示

2023年3月10日のニュース