「都立の星」こと元オリックス・鈴木優氏 アメリカ移住します!夢へ第一歩「球団経営なども勉強したい」

[ 2022年11月5日 21:00 ]

2020年7月1日の西武戦で、初勝利のウイニングボールを手に笑顔を見せるオリックス先発の鈴木優投手
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 元オリックス、巨人で今季限りでの現役引退を表明していた鈴木優氏(25)が5日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、今後の活動に関して「アメリカに移住する」とファンに報告した。

 前日に開設した同チャンネルで引退報告した動画の続きを、この日掲載した鈴木氏は、「今後について今回はお話したいと思います。まず、いきなりですが、アメリカに移住することに決めました」と衝撃発表。そして「アメリカで生活することと英語を覚えることは、僕のかねてからの夢でした。野球で行けたらベストと思っていたのですが、それはかなわなかったので、現役引退したこのタイミングでアメリカに行くことにしました」と報告した。

 来春をめどに渡米予定で、メジャー、マイナー含めて球団施設を視察し、野球の勉強をするつもり。「将来的にも野球に携わる仕事をしていきたいので、その勉強期間」としている。また、YouTubeチャンネルでは自身の現役時代のことなどを振り返ったり、渡米後の様子も随時更新していくと報告した。

 鈴木氏は、都雪谷から2015年にオリックスにドラフト9位で入団。2020年7月1日の西武戦でプロ初勝利を挙げた。都立高校から直接NPB球団に入団した選手としては、史上初の勝利投手となり、「都立の星」としても話題を集めた。今季は巨人の育成選手としてプレーしていたが、戦力外通告を受け、前日に引退発表したばかりで、今後については「新たなことにチャレンジするのが好きで、ワクワクするのが好きなので、いろんなことに挑戦していきたい」と話していた。

 鈴木氏はスポーツニッポンの取材に対し「オリックス時代にお世話になった長谷川滋利さんともお話をさせて頂いて、アメリカで野球の球団経営やエージェント業などについても勉強できればと思っています。期間はまずは2年ぐらいになると思いますが、様々なことに挑戦して頑張ります」と抱負。夢ふくらむ渡米となりそうだ。

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2022年11月5日のニュース