巨人「川相塾」3日連続開講 特殊グラブ2つ&映像駆使で堅守学ぶ

[ 2022年11月5日 05:30 ]

特殊なグラブを使い、捕球練習する坂本。左は川相総合コーチ(撮影・河野 光希)
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 「三種の神器」で堅守をつくる。巨人・川相総合コーチが、秋季キャンプ初日から3日連続で「川相塾」を開講。10種類以上に及ぶ捕球練習を行った。

 特殊なグラブを使い分ける。「グラブの芯で捕る確率を上げるため」と握ることができない板状のグラブと、普通のサイズの約半分の小さいグラブを使用。膝立ちの状態でのハンドリングや、正面の緩いゴロを繰り返し捕球した。ハンドリングだけでもメニューは5種類以上。この日が最終日の坂本は「引き出しとして使わせてもらいたい」と語った。

 映像も駆使する。ゴロ捕球やノックを録画し、全選手が持つタブレット端末に共有。プレーを見ることで感覚と現実のズレを認識させている。川相コーチは「全部チェックできる。みんな打撃の研究は凄いするけど、なかなか守備で研究しない」。昨季は12球団最少45失策も、今季はリーグで2番目に多い82失策。改善へ「技術を追求しないと。技術の根拠を伝える」。頭と体に基礎を染みこませていく。(小野寺 大)

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2022年11月5日のニュース