日本ハム杉谷と新庄監督の最後の抱擁 「貢献できずすみません」に新庄監督からかけられた言葉は?

[ 2022年11月5日 17:55 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本ハム4―5日本代表 ( 2022年11月5日    東京D )

<侍・日>7回、現役最後の打席を終えて新庄監督とハグする杉谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 今季限りでの現役引退を表明した日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が5日、東京ドームで行われた侍ジャパンとの強化試合に代打出場し、14年の現役生活に別れを告げた。

 7回無死一塁、阿部の代打で登場すると、東京ドームのファンから大きな拍手が起きた。侍ジャパン2番手の高橋宏斗投手(中日)の4球目、149キロ直球を打ち返したが、右飛に終わった。日本ハムのナインに迎えられ、新庄監督にも抱きしめられた。侍ジャパンのメンバーも全員立って様子を見守り、先月28日の引退会見で花束を贈呈してくれた侍ジャパンの栗山英樹監督も拍手を送った。試合後には、日本ハムの選手だけでなく、侍ジャパンのメンバーもマウンド上に集結し5度宙を舞った。

 試合後の会見で杉谷は。新庄監督にハグされたシーンについてのやりとりを明かした。「ガーガー泣いたのであまり覚えていないですけど、“本当にお疲れ様だね”と言われたので、“1年間貢献できずにすみませんでした”と伝えました。“そんなことないよ、楽しかったよ。本当にお疲れ様”って言われたので。ワンワン泣いていましたね」と語った。

 最後の場内1周後には侍ジャパンの栗山監督、代表に選出されている近藤、伊藤が待ち受けていた。「(栗山監督は)こういう決断に至る時にいろいろ相談させてもらいましたし。何より一番迷惑をかけた方だったので。新庄さん、栗山さんの下でできることは本当に幸せなことでしたし。監督からは前に進みなさいと言われて。ここから先、野球界にどうやって恩返しするのか。ここから前に進むよ、と。前進ですねとお話しました。本当にこういう場を与えて頂いてありがとうございますと感謝の気持ちを伝えさせて頂きました」と語った。

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