栗山監督「点取ってくれそうだなという生まれて初めてそういう打線を組むことができました」場内わかす

[ 2022年11月5日 18:24 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表5―4日本ハム ( 2022年11月5日    東京D )

<侍・日>日本ハムに勝利しインタビューに応じる栗山監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 野球日本代表「侍ジャパン」の指揮官として初陣勝利を飾った栗山英樹監督(61)が試合後の場内インタビューで観客をわかせる場面があった。

 栗山監督は「ここから一つ一つ大事に、皆の戦いが世界一に向かってというところで集まりましたけども、やはり思った通りに野球はいかないし、まだまだ課題もたくさんあるし」とした上で「ただ、ここの選手たちが間違いなく力を持っているというのは分かったんでね。選手たちが勝ち切れるように、間違えないように準備していきたい」とコメント。6年ぶりに行われる来年3月の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)へ向けて手応えを感じ取った様子だった。

 だが、さすがは球界屈指のコメント力の高さで知られる栗山監督。それだけでは終わらない。一発攻勢での得点について聞かれると「一つのチームの監督をやっている時とは違って、打線を組む時に点取ってくれそうだなという生まれて初めてそういう打線を組むことができましたけど」と話すと、場内にはほほえましい笑いが起こった。

 “らしい”愛情深い笑いも取った後で「やっぱりこういう素晴らしい選手たちと一緒に野球をやれるってのは本当にうれしい」と栗山監督。「ただ、やっぱり大事な試合になればなるほどなかなかしっかり勝ち切ることは難しいし、接戦になるというのはよく分かったんで。いろいろ考えながら選手とつくっていきたいと思います」と話していた。

 【この日の侍ジャパン先発メンバー】
1番・中堅 近本(阪神)
2番・左翼 近藤(日本ハム)
3番・一塁 牧(DeNA)
4番・DH 村上(ヤクルト)
5番・三塁 岡本和(巨人)
6番・捕手 森(西武)
7番・右翼 佐藤輝(阪神)
8番・遊撃 源田(西武)
9番・二塁 中野(阪神)
先発投手:石川(ソフトバンク)

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