日本新薬の新人・若林、2大大会制覇弾で来年ドラフトに照準

[ 2022年11月5日 12:37 ]

社会人野球日本選手権2回戦   日本新薬2―8ENEOS ( 2022年11月5日    京セラD )

<日本新薬・ENEOS>7回2死一塁、日本新薬・若林は左越えに2点本塁打を放つ(撮影・奥 調)
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 敗戦の中で日本新薬の新人・若林将平外野手(22)が持ち前の長打力を発揮した。7回2死一塁で2番手の左腕・阿部の変化球を捉え、左翼席に叩き込んだ。「長打狙いができる場面で、飛びやすいところに変化球に、うまくバットが抜けました」と手応えを感じていた。

 社会人デビューで練習試合も含めて年間9本塁打。都市対抗ではNTT東日本戦でバックスクリーンにアーチをかけていた。2大大会を制覇する一発。「2つの大会で本塁打を打つ目標がクリアできた。でも勝たないといけない。勝利につながるようにしないといけない」と手放しでは喜んでいなかった。

 履正社ではロッテ安田と中軸を打ち、3年春に選抜で準優勝。だが慶大では4年間で本塁打ゼロ。「実力不足を痛感した」と出番も少なかった。だが、日本新薬の臨時コーチを務める元ヤクルト・宮本慎也氏から「結果を求めるより、バットを振り切れ」と徹底指導を受け「打球が上がるようになった」と進化を感じている。慶大での恩師、ENEOS大久保監督の目の前で成長を報告することもできた。

 来年はドラフト解禁を迎える。「意識はします。冬も鍛えて、体にキレをつけたい」と右のスラッガーとしてアピールを狙った。

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2022年11月5日のニュース