日本ハム杉谷拳士 豪華すぎる胴上げ 侍、日本ハムナインの手で5度舞う 栗山監督、新庄監督も参加

[ 2022年11月5日 16:27 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本ハム4―5日本代表 ( 2022年11月5日    東京D )

<侍・日>満員の東京ドームで胴上げされる杉谷(撮影・木村 揚輔)
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 今季限りでの現役引退を表明した日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が5日、東京ドームで行われた侍ジャパンとの強化試合に代打出場し、14年の現役生活に別れを告げた。

 7回無死一塁、阿部の代打で登場すると、東京ドームのファンから大きな拍手が起きた。侍ジャパン2番手の高橋宏斗投手(中日)に対し、1ボールからファウル2球を経て、4球目の149キロ直球を打ち返したが、右飛に終わった。日本ハムのナインに迎えられると涙がこぼれる。新庄監督にも抱きしめられた。侍ジャパンのメンバーも全員立って様子を見守り、先月28日の引退会見で花束を贈呈してくれた侍ジャパンの栗山英樹監督も拍手を送った。

 試合後、日本ハムの選手だけでなく、侍ジャパンのメンバーもマウンド上に集結した。侍ジャパン、栗山監督もマウンドに駆け付けた豪華すぎる胴上げ。日本ハムファンだけでなく、プロ野球ファンから愛された選手でもあった。5度宙に舞った杉谷は12球団のファンが集まった東京ドームを1周。最後は侍ジャパンに選ばれている日本ハムの近藤、伊藤のねぎらいを受けた。

 ◇杉谷 拳士(すぎや・けんし)1991年(平3)2月4日生まれ、東京都練馬区出身の31歳。中学は東練馬シニアでプレー。帝京では1年夏、2年春夏と3度甲子園出場。入団テストを経て08年ドラフト6位で日本ハムに入団。父・満さんは元日本フェザー級王者のプロボクサー。通算777試合に出場し、打率.212、16本塁打、104打点、50盗塁。1メートル73、78キロ。右投げ両打ち。
 

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