一発攻勢で初陣勝利の栗山監督「選手たちが間違いなく力を持っているというのは分かった」

[ 2022年11月5日 17:56 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表5―4日本ハム ( 2022年11月5日    東京D )

<侍・日>勝利し、観客に帽子を振る栗山監督(左)(撮影・木村 揚輔)
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 野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合は5日、東京ドームで初戦が行われ、栗山英樹監督(61)が昨季まで10年間指揮を執っていた日本ハムと対戦。牧秀悟内野手(24=DeNA)、森友哉捕手(27=西武)、村上宗隆内野手(22=ヤクルト)の一発攻勢で1点差勝ちを収めて初陣を飾った。なお、牧は不慣れな一塁守備で1点差の8回に三重殺(トリプルプレー)もやってのけ、攻守で大活躍となった。

 試合後、栗山監督との一問一答は以下の通り。

 ――この日が現役ラストマッチとなった杉谷(日本ハム)へ。

 「拳士よりも、最後終わったあとも皆さん残っていただいて拳士お疲れさんという思いを伝えていただいたことはこれ以上うれしいことないし、彼も一生忘れないです。ありがとうございました」

 ――ゲームを振り返って。

 「ここから一つ一つ大事に、皆の戦いが世界一に向かってというところで集まりましたけども、やはり思った通りに野球はいかないし、まだまだ課題もたくさんあるし。ただ、ここの選手たちが間違いなく力を持っているというのは分かったんでね。選手たちが勝ち切れるように、間違えないように準備していきたい」

 ――ホームラン攻勢。

 「一つのチームの監督をやっている時とは違って、打線を組む時に点取ってくれそうだなという生まれて初めてそういう打線を組むことができましたけど(場内笑い)。やっぱりこういう素晴らしい選手たちと一緒に野球をやれるってのは本当にうれしい。ただ、やっぱり大事な試合になればなるほどなかなかしっかり勝ち切ることは難しいし、接戦になるというのはよく分かったんで。いろいろ考えながら選手とつくっていきたいと思います」

 ――投手陣。

 「若いピッチャーが多いし、ボールがやっぱりまだ慣れてないピッチャーがほとんどなんでね。その中で早めに適応してもらわないといけないんですけども。結果が出る出ないより、まず我々はファンの皆さんに姿を見せる責任もある」

 ――ファンの熱気。

 「間違いなく今日選手たちの集中力だったり力を出させてもらったのは皆さんの思いだと、それはもうベンチにいて感じたんで。できれば毎日、こういう試合で、こういう感じででかい国際大会で応援してもらえるような野球ができるようにしっかりやっていきます」

 ――明日に向けて。

 「このあと、残り3試合というのはもう最後のチャンスというか、いろんなことができる。次は本大会に向かっていかないといけないので。できる限りの可能性を探りながら、勝ち切りながらやっていきますんで。明日からも応援のほどよろしくお願いします。本当にありがとうございました」

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