巨人・中田翔 残り10戦「いい意味で荒々しくね、自分のスタイルを貫ければ」“天敵”西勇撃ちV22号

[ 2022年9月17日 21:49 ]

セ・リーグ   巨人3―2阪神 ( 2022年9月17日    東京D )

<巨・神>6回、勝ち越しソロを放ちベンチに向かって吠える中田 (撮影・光山 貴大)
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 巨人の中田翔内野手(33)が阪神戦(東京D)で3戦連発&7戦5発となる勝ち越し&決勝の22号ソロ。クライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位・阪神に0・5ゲーム差と迫る勝利に貢献した。

 8月11日の中日戦(バンテリンD)から第91代4番に座り、この日も29試合連続の「4番・一塁」で先発出場。1―1で迎えた6回だった。1死走者なしで入った第3打席だ。相手先発右腕・西勇が1ストライクから投げた2球目だった。真ん中に入ってきた140キロ直球を完璧に捉えると、打球は左中間スタンドへ一直線。マウンドで崩れ落ちる西勇とは対照的に中田は悠然と“確信歩き”でバックスクリーン左に飛び込む打球の行方を見届けた。

 中田は負ければ2年連続V逸が決まる11日の広島戦(マツダ)で相手先発右腕・遠藤から20号2ラン、引き分けでもV逸が決定する13日のヤクルト戦(神宮)では2番手右腕・大西の代わりバナとなった初球を21号3ランしており、これで3戦連発となった。

 試合後、中田との一問一答は以下の通り。

 ――西勇からの一発。どういう意識で。

 「意識というよりもしっかり打席の中で自分のスイングをするだけです。全然打ててなかったので、配球面とかもちろん考えてましたけど、今まで考えて打ててなかったので、今日は割り切って自分の、どこを打つとかどういう球を打つとか一切関係なく、自分のスイングをしようということだけでしたね」

 ――追いついてすぐに勝ち越せたのが大きかった。

 「そうですね。本当に戸郷がね、すごくいいピッチングしてくれてましたし、ずっと勝ちを付けてあげることができてなかったので、チーム全体ね、なんとか今日勝たせてあげようという思いだったと思いますし、追加点という面に関してはすごく良かったなと思います」

 ――3戦連発。9月は得点圏も7割。

 「全然意識はしてないですね。本当に今意識してるのは打席の中で自分のスイングをするという、本当ただそれだけなんでね。逆に悪い時って見返してみたら、打席の中でね、空振りにしてもファウルにしても一緒ですよね。やっぱり自分のスイングでしっかり空振りができてるか、しっかりファウルを打ちにいけてるかっていう中で今はしっかり自分のスイングができてるのかなと。まあ打つ、打たないは別として、自分のスイングができてるのかなと思いますけど」

 ――残り10試合で0・5差に3チーム。勝ち抜くために何が必要か。

 「僕たちだけでなくね、他のチームももちろんそうですけど、ここまで来たらガムシャラにやるしかないと思うので、バッティングがああだこうだって言ってる場合でもないですし、打席の中でね、いい意味で荒々しくね、自分のスタイルを貫ければいいかなと思いますけど」

 ――4番として残り試合をどう戦うか。

 「いや、もう全く意識してないです。そこはもう本当に何度も言ってるように、4番っていうのは全く意識してないです」

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