シティライト岡山が快勝 田嶋大聖がV弾 投げては金津知泰→大谷亮斗の“拓大リレー”で1失点

[ 2022年9月17日 18:51 ]

第47回社会人野球日本選手権 中国地区最終予選第2代表決定トーナメント 2回戦   シティライト岡山8―1日鉄ステンレス ( 2022年9月17日    東広島アクアスタジアム )

<シティライト岡山・日鉄ステンレス>シティライト岡山の(左から)先発で好投した金津知泰、決勝本塁打の田嶋大聖、最後を締めた大谷亮斗
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 3年ぶりの選手権出場を目指すシティライト岡山が、若手選手の活躍で快勝して準決勝に駒を進めた。

 0―1の4回に小竹一樹内野手、田嶋大聖捕手の2者連続本塁打などで3点を奪い逆転。打力を買われて「5番右翼」で起用されている田嶋は「打ったのは甘く入って来たスライダー。小竹さんの同点ホームランで気持ちが楽になったし、塁に出ようと思った結果がホームランになってよかった」と振り返った。入社2年目で前日16日が24歳の誕生日。ベンチへ戻ると「(1日遅れの)バースデーアーチ、打ったったわ」と話し、ムードも大きく盛り上がった。

 投げては拓大から入社2年目の金津知泰投手が7回2/3を1失点に抑えて試合をつくった。

 「どのボールも良かったし、調子がよかったのでどんどん勝負できた」

 3回までは毎回の5安打を浴びたが、援護をもらった4回からは直球の割合を増やし、6回までの打者9人を完全投球で抑えた。負ければ敗退という崖っぷちでの大一番で先発起用されたことには「監督が自分で勝負してくれた」と意気に感じ、見事に期待に応えた。

 金津からバトンを受け継いだのは、拓大から入社した新人左腕の大谷亮斗投手だ。

 「久しぶりの公式戦登板だったので、自分の中では緊張しました」

 2死三塁で立った公式戦マウンドは、4月中旬のJABA岡山大会以来。四球で一、三塁にピンチを広げたが後続を遊ゴロに打ち取り、9回も無失点に抑えて金津との“拓大リレー”を完成させた。
 「金津さんとの継投は大学の時もありましたが、こうやって一緒に投げて勝利につながったのがうれしい」

 6月の都市対抗予選では故障でベンチ外。8月には肩の不調もあったが、大一番になんとか間に合わせた。なかなかチームに貢献できなかった悔しさがあるだけに「左(投手)が少ない中で、ワンポイントや中継ぎだけでなく、先発もできたら」と意欲的だ。

 次戦は18日に予定されていたが、台風14号の影響を考慮して20日に延期された。田嶋は「2日間空くので、しっかり気持ちをリセットして。相手の攻め方も変わってくると思うので、対応しながらやっていきたい」と意気込んだ。

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2022年9月17日のニュース