ヤクルト死闘ドローでM8 延長12回、代打・川端勝ち越し2点打もマクガフまさか 村上56号お預け

[ 2022年9月17日 18:47 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー3中日 ( 2022年9月17日    バンテリンD )

<中・ヤ23>12回、木下拓に同点適時打を打たれるマクガフ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 首位ヤクルトは、延長12回の激闘の末に最下位・中日に3―3と今季3度目の引き分け。しかし、マジック対象の2位・DeNAが広島が敗れたため、リーグ2連覇に向けた優勝マジックは8となった。

 先発のサイスニードは、7回5安打1失点の好投も勝ち負けはつかなかった。打線は、4回1死一、三塁の好機でサンタナの犠飛で先制するも、以降はスコアボードに0が並んだ。同点で迎えた8回には、1死一、二塁と勝ち越しのチャンスを迎えるもオスナは空振り三振。続く、中村は三ゴロに倒れた。

 試合は両チーム譲らず延長戦に突入。延長10、11回は互いに無得点に終わったものの12回2死から、ここまで2三振3四球だった村上が右前二塁打で出塁。2死満塁で代打・川端が中前打を放ち2点を勝ち越した。

 しかし、12回のマウンドに上がった守護神・マクガフが2死満塁で木下拓に中前打を許し、同点に追いつかれた。続く平田は三振に抑えたものの、4時間47分の激闘は勝負つかず。ヤクルトは5月15日の広島戦以来、今季3度目の引き分けとなった。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン歴代最多の55本塁打に並んでいた村上は、先発・小笠原の前に苦戦。初回の第1打席は高めナックルカーブを見逃し三振、4回先頭の第2打席は低めナックルカーブを空振り三振と2打席連続三振を喫した。6回先頭の第3打席は四球、8回第4打席は申告敬遠、延長10回の第5打席は四球と3打席連続の四球。延長12回の第6打席には、痛烈な右前二塁打を放ち意地をみせつけたものの、56号はお預けとなった。日本選手として未到の領域到達へ。重圧をはねのけ、これまで通りのペースで打ち続けることがカギとなる。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月17日のニュース