川で溺れる男児救助した西武ファンの3人 球団が楽天戦に招待し記念品贈呈 奥村社長「誇りに思う」

[ 2022年9月17日 17:54 ]

ベルーナドームに招待された(左から)若松さん、吉田さんと、記念品を贈呈した奥村球団社長
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 西武は17日、埼玉県所沢市の柳瀬川で溺れていた12歳の男子小学生を救助した西武ファンの男性をベルーナドームで開催する楽天戦に招待し、記念品を贈呈した。

 救助にあたったのは所沢市在住の吉田和弘さん(44)と、若松秀典さん(43)、朝霞市在住の竹内寿博さん(53)で、7月24日にベルーナドームに野球観戦に向かう途中に川で溺れる男児を発見。懸命の救助と適切な処置で男児は一命を取り留め、所沢警察署が8月24日に感謝状をそれぞれ贈呈していた。

 この日は吉田さんと若松さんが来場し、竹内さんは別日程で招待することとなった。奥村剛球団社長は「われわれ球団も選手もチームも、皆さんのようなライオンズファンがいてくれることを心から誇りに思います。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、辻監督のサインと選手が着用するキャップを贈呈した。

 17日の試合は「L―FRIENDSシリーズ」の開催日で、球団が「こども支援」を柱の一つに掲げていることから招待する運びとなった。

 吉田さんは「お子さんも回復して元気にされていると聞いて気持ちが楽になりました。とてもうれしい」と語り、若松さんは「結果的に球場にご招待させていただいたことはうれしいですが当時はそんなことを考える余裕などありませんでした。元気にされていると聞いて本当に良かったです」と喜んでいた。

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2022年9月17日のニュース