【近畿学生野球】神戸大 代打・田代壮佑が逆転3塁打放ち勝利呼びこんだ「無心で打席に立ちました」 

[ 2022年9月12日 14:42 ]

近畿学生野球秋季リーグ戦第2節3回戦   神戸大5―4阪南大 ( 2022年9月12日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

神戸大は田代の代打逆転三塁打で勝ち点1を挙げた
Photo By スポニチ

 神戸大が逆転勝ちで勝ち点1を挙げた。

 8回に1点を勝ち越され2―3で迎えた9回1死一、二塁。代打・田代壮佑(4年=大手前)が中越えに逆転三塁打を放った。「抜けるかどうか分からなかった。越えてくれ、と思って走りました」。今リーグ戦代打3打席目の初安打でリーグ戦初打点を挙げ、勝ち点を呼び込んだ。さらに、相手失策で5点目のホームを踏んだ。

 昨秋のリーグ戦はベンチ入り出来なかった。「チームが優勝したのはうれしかったけれど、悔しい思いもありました」。この春のリーグからベンチ入り。ただ、最下位に終わり、今リーグで4年生の仲間とともに有終の美を飾りたい気持ちは誰よりも強い。

 「無心で打席に立ちました。打った球はどのコースか覚えていません。涼太(藤原)がいいピッチングをしていたので打ちたかったんです」。8回に3点目を失ったところで降板したエースは、この秋5戦目にして初先発のマウンドだった。藤原の力投に何としても報いてやりたかった。

 9回に1点を返され薄氷を踏むような勝利だったが、中井明則監督は「田代は本当によく打ってくれた。この勝ち点は大きい」と、興奮気味に試合を振り返っていた。

続きを表示

2022年9月12日のニュース