新体制初戦の滝川二　来秋ドラフト候補・坂井が5回零封&4安打4打点「選抜にいきたい」

秋季高校野球兵庫県大会1回戦   滝川二10―0関西学院 （ 2022年9月11日    明石トーカロ ）

＜関西学院・滝川二＞先発し、5回無失点と好投した滝川二・坂井陽翔
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　監督解雇により新体制で県大会1回戦に臨んだ滝川二が関西学院に快勝した。来秋ドラフト上位候補右腕の坂井陽翔（2年）が投打で躍動し、「やるのは自分たちなので、自分たちで考えて。選手たちの目標が一つになって、やっていけたことが一番」とうなずいた。

　プロ3球団のスカウトが視察する中、「4番・投手」として5回3安打無失点に抑え、広島のスピードガンで自己最速を2キロ更新する最速148キロを計測。打撃でも4安打4打点2盗塁だった。

　9日に部員等への暴言やハラスメントで監督解任と新体制を発表したばかり。塚本泰成監督代行は「この状況で選手が、とにかく自分たちで野球を一生懸命することをぶれずにやってくれたのが勝因」と称えた。坂井は主将も務める大黒柱として「県で頂点を獲って近畿（大会）に出て選抜にいきたい」と前を向いた。（須田　麻祐子）

　◇坂井　陽翔（さかい・はると）2005年（平17）4月5日生まれ。兵庫県加古川市出身の17歳。兵庫・氷丘南小2年の時に軟式野球を始め、氷丘中時代は播磨ボーイズで外野手。滝川二入学と同時に投手に転向。変化球はカーブ、フォークなど7種。遠投104メートル。50メートル走6秒3。手足が長く股下90センチ。好きな球団はオリックス。目標はエンゼルス・大谷。1メートル86、80キロ。右投げ右打ち。