西武「ねこげん」コンビで自力V復活2位浮上!復帰即1番金子&2番源田連続三塁打

[ 2022年9月12日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3―0日本ハム ( 2022年9月11日    ベルーナD )

<西・日>3回、三塁打を放つ金子(撮影・西尾 大助)
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 「最終コーナー」に突入した混戦のパ・リーグで、西武は復活した「ねこげん」が起爆剤となった。金子、源田の1、2番コンビの愛称だ。1日で自力優勝の可能性を復活させ、首位と0ゲーム差の2位に浮上した。

 試合前。源田は金子に「ねこさん、頑張ってください。俺が還すから」と宣言した。金子は8月3日に今季2度目の右太腿裏肉離れで離脱。同2日に約2カ月半ぶりに復帰したばかりだったが1試合で再発していた。「ふがいなくて。情けなさすぎて…」と悔やんだ金子。この日復帰し即1番起用に「ただただ緊張した」と言う。

 5月1日以来の打順でエンジン全開だった。1―0の3回先頭から連続三塁打。ともに右中間を破り、ファンが「神速」と呼ぶ足でポンセから追加点を奪った。金子は2度、源田は1度の盗塁王。前日まで36イニング適時打のなかった打線に点火し、連敗を3で止めた。金子は「必死に食らいついた。もう(足は)大丈夫」と笑った。

 森の犠飛で生還した源田には、もう一つ、特別な思いがあった。この日は「ミニ四駆コラボデー」。自身も「子供の頃に夢中で遊んだ」というミニ四駆のデザインを担当し「格好良く仕上がった」と喜んでいた。限定2000台で同玩具付きのチケットが販売され、試合後は球界で初めてグラウンドでレースが開催された。

 かつてテレビ番組で約2000万円の愛車・マセラティを紹介した金子は、2安打と好守でお立ち台に立った。「ただいまです。優勝に貢献できるよう頑張る」と約束。12日からの首位ソフトバンク3連戦で、さらにギアを上げる。(神田 佑)

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